朝礼の話は続く。
(前から読んで、
朝礼の話-1、
朝礼の話-2)
飛騨牛偽装の「丸明」が、まだやってた。
7月始めに発覚し、処分を受けている間に、また偽装肉を流したというのだ。
要するに、この吉田社長に罪の意識はなく、「運が悪い」自分を嘆いているだけなのだ。
しかし、ここの社員は謝った。
発覚直後、この社長は「社員のせい」にした。
そこで、社員はマスコミの面前で「ウソツキ社長」と指摘した。
2、3日して社長は自分の指示と認めた。
これが、発覚当初、私の言いたいのはここから。
その後、社員もマスコミの前で謝った。
社長の指示とは言え、過ちを犯したことを詫びた。
こうでなくちゃいけない。
自分たちは被害者だと収まっていてはいけない。
悪いと知りつつ、会社の指示に従った、ではいけない。
吉兆や赤福や白い恋人の社員は謝ったのだろうか?
誤った指示が来ても、それを判っててやったら、共犯だ。
当社で不条理や法律に反するようなことがあったら、受けてはいけない。
万一、上司の指示が来ても、「逆らったら自分の得にならない」と巻き込まれてはならない。
そう伝えた。
社長の私はそう考えている、と伝えた。
もちろん、当社にそういった行為の疑いがあるわけではない。
念のため。
(この項、おしまい)