2005年05月11日

体質と黒船

ee108381.jpg4月25日のJR福知山線脱線事故 (事故?犯罪?)から2週間が経った。
報道も評論も、JR西日本の「企業体質」を問う声が多い。
今回の事故は「社長」である私にとって、考えさせられることの多い出来事である。JR西日本の体質・対応。操業を止め会社総動員で救助に馳せ参じた現場近くの企業とその社長さんのリーダーシップと危機管理。
JR西日本だけでなく、日本中の企業、いや日本国民そのものが「どうなの?」と問われている。「107名の死」を突きつけられているので、JR西日本は体質改革もしくは消滅が限られた選択肢となっている。「体質」で思うのは、社会保険庁、道路公団等々、いろいろ不祥事があったのだが「107名の死」が突きつけられていないので、「利権」の魅力で経営者・職員・官僚・政治家は逃げおおせている。「体質」はJR西日本以下かもしれないのに。
思い出すのは40年前。中学校に英語の交換教師なる者が赴任してきた。アメリカ人が中学校の英語の授業を受け持つのだ。紹介の全校朝礼で通訳をしたのが、風采のあがらない高齢の独身女性英語教師。カッコいいな、と思った。普段、生徒をしごいて?いる他の(主に)男性教師どもは、スミで小さくなってい(るように見え)た。英語がしゃべれない英語教師、バレてしまった。
私はそのとき思った。
英語の交換教師という「黒船」がきたので、日本の英語教育の「欠陥」が露呈した。
「黒船」が来ていないのでバレてないが、国語も数学も理科も歴史といった他の科目も「欠陥」があるに違いないと。
「死」はあまりにも大きい代償だが、直面してないところでは大きな問題が巣くっている。露呈してないから、今後も害を及ぼし続ける。

問われているのはJR西日本だけではない。

他人事だと思ってる人は、JR西日本と同じ体質ではないのか?

はたしてわが社はどうか?
私はどうか?
遅すぎてはいないか?

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
事故現場に献花に訪れた遺族に群がるマスコミに対して
「この事故はあなた方マスコミの責任ですよ。緩んだ社会がこの事故を起こしたんだ。社会全体の責任だ。自分も含めて。」
というような事を言っている遺族の方の映像がテレビで流れていた。
感心しました。私にも責任はあるなーと思った。

ちなみに私が日常使っているO線は平成ニッポンとは思えないくらい毎日悪びれもせず遅れている。それもどうかと思うんですけどーっ。
Posted by 長女 at 2005年05月17日 20:44