2005年10月30日

相手様。

ぬいぐるちかごろつまらなくて、めっきり見なくなったサンデープロジェクトを見ていたら、諸井虔太平洋セメント相談役が出演していた。
TBSの企業価値評価特別委員会の委員長をしている立場から、今回の楽天・三木谷社長のTBS株買い増しについて聞かれていた。
言葉少ないコメントだったが、「三木谷社長は相手様のいることを考えていない。」といった発言があった。

わたしの気持は、その言葉に妙に反応し同意があった。
財界の諸先輩に強力なシンパがいることは知られているミキティである。
その根回し上手(ホリエモンに比べて、という程度の比較かもしれないが)といわれる彼にしてはいらだちがみられ、それを隠そうと「株をかって何が悪い」と理を説くミッキー。

「相手様が居る」ということを考えない、というより考えられないとしたら(わかりやすく言うと、いやわかりにくくいうと)「コミュニケーション能力の不足」ということなのだろう。
IT社長といわれる人たちとか、ある世代の人たちに、見られる現象とも感じる。

知り合いの哲学者さんが言っていた。
「人間はすべて関係性の中で存在する。」(だっけ?)

「能力の不足」を補うものとして、お金は有効なのかもしれない。
集金「能力」のない社長の感想です。

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