2006年10月10日

トムとエミちゃんのバラード(チュウーイとガミーの物語)-1

災害救助犬愛知県災害救助犬協会が10周年、ボランティア時代から数えてもう10年が経ったんだ。

愛知県災害救助犬協会は全ての捜索救助活動を無償で行っている。
行政からの援助は一切受けていない。
英語教室を経営するかたわら、救助犬の訓練の時間も割いて募金活動に明け暮れる10年間だったような印象だ。

そんな尊敬すべき夫婦、トーマス・ベレゾフスキと野口英美子さんの物語。
始まり、はじまり。

もう10年以上も前、トムから「Help」の電話が入った。
「ピピが死んだ。助けてくれ。」
ピピはトム家で飼っていたスピッツ。
飼っていたというより、家族だった。
トムとエミちゃんとケイトとピピの4人?家族だった。

そのピピが死んで残された家族は憔悴しきって、大変な状態だというのだ。
たしか「血便がでるくらい」といってたか、いや「血を吐くぐらい」だったか。
とにかくガイジンのオーバーなところを差し引いても、壊れた状態だった。

私にHelp?
「おまえはにぎやかで、いつもにこにこしてるから、一緒にいれば慰めになる」ということだった。

行ってみたら、血便と血ヘドの血の海状態!なわきゃないが、みんな元気がなかった。
私の効能があったかどうかの記憶は薄れたが、トムの言葉を覚えている。
「『飼い犬が死んだら、犬を飼え』という諺が(ポーランドには?)ある」と。
まだ躾られてない犬の世話で、犬を亡くした悲しみというか痛みを忘れられるというのだ。
ンこ、シッこの世話をしてると、悲しんでるどころじゃないといのだ。
ナルホド。理屈だ。

トム家は新しい犬を飼った。
それがゴールデンレトリバーの「チュウーイ」である。

(次号がいつかは知らないが、つづく)

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この記事へのコメント
トムさんお元気そうで。懐かしい(^^)

隣の記事、マイ箸運動、昔社長もやってたよね。
Posted by 長女 at 2006年10月17日 15:03
あの時、結局なんでマイ箸止めたかっちゅうと、森林伐採と割り箸は無関係ってことがわかって。

でも最近はまた、関係ありってことらしい。
Posted by 伝道マイ箸 at 2006年10月17日 16:46