魚津で「はくたか」に乗り換える。
ずいぶん「モダン」な列車だ。
いつものように睡眠の後、目を覚ますと状況が変だ。
止まってはいないが、止まりそうなくらいのろのろ運転である。
「ただいま、高架通行中、横風が強いため徐行運転をしています。各駅到着時刻に遅れがでることをお詫びします」だって。
横風で「はくたか」が飛んじゃうんかな。EAGLES FLY。
次の乗り換え越後湯沢は10分の余裕時間の予定だったが、とっくに吹っ飛んでいる。
「ああ、遅刻だ」
結局間に合わず、次の「とき」まで40分の待ち時間となった。
ときをまつ。
東京駅に着いたらすでに15時20分。
ああ、始まってる。って何が?
大学時代の音楽サークルの40周年記念ライブパーティー、20時まで。
私ゃ第6代の会長なので、挨拶があるんだろう。まずいな。
と思っていってみたら、セレモニーは15時30分スタート、間にあってる。
それに、セレモニーったって乾杯だけ、歴代会長は紹介もなければ挨拶もナシ。
それでいいのだ。
前日は雨まかせ、この日は文字通り風まかせの旅だったが、不運ではない。
風まかせに運・不運はない。
あ!
と言いながらついてることがあった。
遅れて着いた八重洲の改札口で、山根一眞さんの秘書さんに会った。
ラッキー、お気に入りの人だけに。