うちの前にあったイタリアン・レストランが、喫茶店に変わった。
同じ経営者かどうか知らないが。
イタメシ屋さんの時代は、ちょっとお客が少ないかな、といった店だった。
ところが、2週間ほど前喫茶店に変わって以来、スゴイ人出である。
道路に交通整理が立つくらい。
朝7時から夜12時まで、まあ入ること入ること。
カップルで来る、夫婦で来る、家族で来る。
昨日、日曜日の夕方も、30台の駐車場がほぼ満車。
隅っこに駐めた夫婦が店に入っていったが、満席だったのかすぐ出てきた。
うちの奥さんがあきれてた。
「何で?」って。
モーニングサービスと、時間をダブってランチサービスがあるくらい。
特に珍しいものもない、味もおいしいわけじゃない。
なぜ、知ってるか。
うちの奥さん、タダ券もらって行ったって。
もともと喫茶店の好きな土地柄。
一時期流行らずどんどん閉店し、減っていった。
近頃、「コメダ」のひとり勝ち。
そんな「当地×当代」の喫茶店渇望感がそうさせたんじゃないの。
あの、超豪華?なモーニングへの飢餓感だよ。
と説明したが、地元の人でない奥さんは「何で?」。
わたしも「?」だが。
ある人は、団塊の世代の行き場所がなくなったんじゃないの、というが。
行くところのなさは、当地の特徴のように思う。
行き場所の絶対数じゃなく、行く側の選択肢の問題として。