商工会議所の理財部会事業で、服部工業さんの見学会と服部社長のプレゼン。
最もよく顔を合わせている社長さんのひとりだし、会社も近所なので何も改まって、とも思ったが、オフィシャルに経営の話をお聞きするのも良い機会だと思って参加した。
JR駅前でいろいろなことをやられている。
本業の鋳物工場、幼稚園、日本語学校、FM放送局、そして最近では「暮らしの学校」と多彩だ。
インターネット黎明期には、プロバイダーも経営していた。
もともとは1885年創業の鋳物工場。
幼稚園はもう70年になる。
日本語学校も20年前に始められ、二百数十人の各国からの外国人さんたちが日本語を学んでいる。
今回、その幼稚園が、「そもそも幼稚園とは」「幼児が成長することとは」という本質を掘り下げられ、優秀な建築デザイナー(実は弊社も同じ方)とともに本物志向の幼稚園を建築された。
(写真はその幼稚園の三河杉素材のイス)
他の企業群もそういった見地から見直し、実際に自然素材・本物志向につくり変えられている。
述懐しておられたのは、「従来の経営は、採算性・キャッシュフロー・株価といった『ボトムライン』を追求していればよかったが、『教育』を業とすると人が大きく介在し非常に複雑となる」。
「経済的発展なき豊かさ」への挑戦というか模索というか。
とおっしゃりながらも、生き生きとした経営者像を見た。
ところで、同じく経営者である私はどうなんだろ?
私はその会のあと、デザイナーの大御所?さん二人と深夜までカラオケに興じていた。