ベトナム戦争の跡を見れば、もうこの旅行に来た甲斐があったってもんだ。
バイクを見ただけで、来た甲斐があるって言ってた人もいたっけ。
実は恥ずかしいことに、ベトナムに来るまでここがベトナム戦争の行なわれた国という意識は、まるでなかった。
「友よ」なんて、ギター弾きながら歌ってたのに。
おはずかしい。
クチトンネルに向かっている道に、整然と木が並んだ広〜い森というか、並木広場というか、そんな景色が気になった。
聞くと「ゴム園」。
あ、ゴムの農園か。
是非見たいと、帰路に寄ってもらった。
子供のころ、ゴムの木はミステリアスな植物だった。
たまたまもらう観葉植物も、例外なく「ゴムの木」だった。
そんな時代。
幹を切るとゴムの樹液が出てきて、それが輪ゴムになったり、タイヤになったり(○○○ー○になったり)する。
不思議。
農園では、ゴムの木の下から1m位のところに螺旋状の切れ込みが入っていて、樹液をお椀で受けている。
それを農夫というか、農園の使用人さんが缶に集めている。
こういった仕事は、ある民族がしてるような。
職業と民族の関係、あるよね。