環境への取り組み事例紹介の記事に、「環境に配慮し、冊子を廃止」というのがあった。
環境にかこつけた「経費節減」だろう。
印刷業者としては、そう言いたくもなったりして。
記事によると:−
今年から従来の冊子からA3サイズのダイジェスト版に変更。詳細な内容は。同社のホームページで閲覧・ダウンロードできるようにした。
その通り。
そうするのが良いと思う。
コストと効率(と環境)を考えても。
当社も、もともと小ロット指向、オンデマンド印刷も採用している。
「印刷」というのは大量・高速コピーなのだ。
いったん印刷機にかかるとその中味に個性はない。
グローバル化に飲み込まれる。
中味を作ればよい。
中味作りに関わればいい。
記事の会社も、ダイジェスト版にしても、ホームページにしても、その中味に関わる仕事が生ずると思う。
それは、たぶん「印刷」より難しい。
それは、たぶん「仕事」となり得る。
印刷会社の仕事じゃないことはない。