梨園劇場の後ろ2/3は、普通のシアター形式の座席なのだが、前1/3はテーブル席で食事が出来るようになっている。
ディナーショーだ。
そこの客は、欧米人っぽい人が多かった。
京劇は「劇」なのでストーリーがある。
それがわからぬと、ジャンジャラうるさい演奏にあわせて激しく飛び跳ねてるとしか見えず、興味は半減する。
そこで、英語・日本語に通訳されたヘッドフォンが配られる。
舞台横の電光掲示板には、英語と中国語でテロップも出る。
私は素で味わおうとヘッドフォンを借りなかったのだが、やはりわからぬ、退屈。
それを察してかY則くんが優しくも、片耳ずらして私に聞かせようとしている。
それが半端なく大きな音なので、私は回りに気をつかう始末。
というわけで、あまり集中できなかった「京劇」だった。