2010年07月12日

「イフ」(if/Bread 1971)

0712if.jpg「イフ」は1971年のブレッドの名曲。
1971年に全米で4位まで上がった。

私は当時学生でHERSというバンドをしていた。
ブレッドの曲はベースの磯上君が「Make It With You」(二人の架け橋・1970全米No1)を歌っていた。

その関係でブレッドのファンだったのだが、キーが高く、特に「イフ」はハードルが高いというか、オリジナルキーではまるで手の届かない曲だった。

10年程して、いとこの結婚式でこの「イフ」を弾き語りで歌うことになる。
当然の如くキーを下げて、オマケに引き易くするためにカポまで着けて。
ブレッドの曲は、ハイポジションと解放弦を組み合わせたバッキングのギターが特長で、「イフ」もそれが「イフ」である所以でもあった。
それを、キーを下げる、カポを着けるでは、良さのほとんどを消してしまっている。
当時もそんな思いで、後ろめたさすら感じて歌った記憶がある。
カラオケでこの曲を歌うときも、こそっと(悪い事でもするかのように)キーを半端なく下げて歌っていた。

ところが、数年前のある日、高音の出し方を知った。
今までの発声法の過ちに気付いた。
50代半ばにしてキーがだんだん上に広がって行ったのだ。

ある時、友人とのカラオケで「イフ」を原曲キーで歌ってみた。

聞くに堪えない散々な出来だったが、いけそうな感触が生まれた。
かなり嬉しい出来事だった。
その後、我慢して聞いてくれる友人とのカラオケでは、たびたび歌うようにしていた。

そして、それが数年して、今は聞くに堪える状態、自分なりに88点?になったのだ。
やっぱ、練習だなあ。慣れだなあ。歌えるようになるには。
柄にもなくそんな実感しみじみ。

さあ、あとはすっかり忘れてしまっているバッキングを練習して、92点(何それ?)を目指そう。
あの「ハイポジションと解放弦を組み合わせたバッキングのギター」を。

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この記事へのコメント
名曲ですねぇ。歌詞もいい。
Posted by マイタイ at 2010年07月12日 21:14
後半を読んでませんでした。高い声の出し方って、以前に紹介されてた本? アレ買ってCDを車のHDDに入れて聞いてますが、上手くならない(^_^;) 裏声が出せなくなって久しいんですよねぇ。地声だと、上のファ#くらいが限界。
Posted by マイタイ at 2010年07月13日 08:02
私の場合:

ブレストボイスでE(ミ)それ以上出そうとするとベルカント?千の風になっちゃうのでヤメ。

ヘッドボイスでA(ラ)、これがイフかなあ。

それ以上はファルセット(裏声)なんだけど、これはほとんど使わない。
あ、イフでは使う。
イフは最後のAの音のみ裏声。
サビのAは地声、使い分けてる。
Posted by 伝道ヘッド at 2010年07月13日 08:10
その辺の使い分けが出来るようになったんですね。gag gag gag gag,,ですよね。
Posted by マイタイ at 2010年07月14日 07:48
ブレッドがそう歌っているので、それを忠実にコピーしようということです。

私のアイデア+テクではありません。

gag gag gag gag
Posted by 伝道コピーいやカバー at 2010年07月14日 09:20