ハーバード大学のサンデル教授の授業が素晴らしい。
NHKで放送されたのを見た。
1000人の受講学生に向けて質問を投げ掛け、意見をのべさせ、答えをだすのでもなく、それでいてひとつの流れに導いて行く。
この模様が、
「これからの『正義』の話をしよう―いまを生き延びるための哲学」
の本になり、ベストセラーになっている。
アメリカと言えば多人種?国家、異質共存の国だ。
従って、自己主張が激しく、ディベート力が問われる。
そう思われて来た。
しかしここに来て、この授業。
異質共存の国は、リーダーが異質調和へとかじ取りを始めたようだ。
やるなあ、ハーバード。パックン。
有限な地球で「和」をもって折り合いをつけて行く。それには日本の出番だと思っていた。
だが考えて見れば、日本は異質でなく、同質共存。
「和道」の担い手は、意外にもアメリカ人かも知れぬ。