2010年09月04日

異質共存の国から異質調和の世界へ

4edec203.jpgハーバード大学のサンデル教授の授業が素晴らしい。
NHKで放送されたのを見た。

1000人の受講学生に向けて質問を投げ掛け、意見をのべさせ、答えをだすのでもなく、それでいてひとつの流れに導いて行く。

この模様が、
「これからの『正義』の話をしよう―いまを生き延びるための哲学」
の本になり、ベストセラーになっている。

アメリカと言えば多人種?国家、異質共存の国だ。
従って、自己主張が激しく、ディベート力が問われる。
そう思われて来た。
しかしここに来て、この授業。

異質共存の国は、リーダーが異質調和へとかじ取りを始めたようだ。
やるなあ、ハーバード。パックン。

有限な地球で「和」をもって折り合いをつけて行く。それには日本の出番だと思っていた。

だが考えて見れば、日本は異質でなく、同質共存。

「和道」の担い手は、意外にもアメリカ人かも知れぬ。


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この記事へのコメント
うむうむ。そうですねぇ。でも日本人の調和力も捨てたもんじゃないと感じる。
Posted by jun at 2010年09月06日 09:23
依存じゃないの?
依存人格。

依存とコミュニケーションを混同いさむ。
Posted by 伝道依存 at 2010年09月06日 10:31
依存って嫌な響きですね。その通りかもしれない。調和と言いつつ人の意見を待っているみたいな、決断できない。自立できない。自分も。
Posted by jun at 2010年09月06日 17:31