2011年05月26日

講演会「電力事情はいま!?」浜岡原発運転停止

話は、中部電力および当地の発電・電力供給の話から、浜岡原発の運転停止に及んだ。

特に力を入れられたのは、急遽決まった浜岡原発運転停止に至る経緯。

<浜岡原子力発電所の運転停止について>
中部電力は、5月6日の内閣総理大臣の浜岡原子力発電所の運転停止要請を受けて、5月9日に4,5号機の運転を停止することを決定した。
停止中の3号機についても、当面運転を見送る。
・なぜ停止したのか?
原子力発電は、安全の確保を最優先に、広く社会の皆さまの信頼を得て成り立つものである。
今回の首相の要請は社会の原子力発電に対する不安の高まりを踏まえたものと捉え、皆さまの不安に対し、より信頼を得ていくことが最優先であると考えた。
・浜岡原発は安全でなかったということか?
浜岡原発の安全対策は、法令・技術基準に基づき適切に実施しており、安全性は確保されていると考えている。今回の福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、経済産業大臣からの指示を受けて実施した緊急安全対策の報告内容については、国から適切であるとの評価をもらっている。
・いつ運転を再開するのか?
津波に対する防護策(防波堤の設置・非常用発電機の設置等)を完了し、国の評価・確認を得た上で、地元の皆さまをはじめ、広くお客さまに丁寧な説明を実施し、電力の安定供給のために早期の運転再開を目指す。

というのが、中部電力の見解である。
あ、再開前提なんだ、と思った。

(続く)

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