「心を整える。」
勝利をたぐり寄せるための56の習慣
長谷部誠・著
幻冬舎・刊
長谷部誠という人は真面目な人だ。
真摯であり、正攻法だ。
真面目で真摯であることが、本になる。
真面目な私としては、我が意を得たりと一気に読めた。
「心を整える。」のタイトルを見た友人が「難しい本読んでるね」という。
続けて、「そういえば以前オカダくんにもらった『心の自立』っていう文庫本、あれは難しかったなあ」とも。
「あ、あの本ね。『心の自立』は新入社員1、2年生の研修で読書会をやってるよ」
「え〜っ! そりゃあ、新入社員はいやがってると思うよ」
確かに「心の自立」は難解に思われるが、読書会も2周り目になると理解も進む。
後輩も加わって、情報共有も力を発揮する。
話を「心を整える。」に戻して。
正攻法・正論を貫くことが却ってユニークとなる時代。
私も?飛んだり跳ねたり、奇をてらっているように思われるが、自分ではど真ん中を進んでるつもりだ。
相撲で言えば、手をついて立ち、ぶちかましてマエミツを撮り、頭をつけて寄り切る相撲を取っているのだ。
それが、「発想の転換」をしているように見える?
そもそも「発想の転換を心がけよう」って人に発想の転換はできないね。