2012年07月02日

伝道の道

先週某日、オトモダチと龍谷大学龍谷ミュージアムで、特別展「仏教の来た道」ーシルクロード探検の旅、を見た。

約2500年前インドで誕生した仏教は、ガンダーラ、西域を経て、中国から日本へと伝わった。
この「伝道」の道筋を20世紀初頭に日本で初めて調査したのが、浄土真宗本願寺派・西本願寺の第22世門主であった大谷光瑞師によって組織された「大谷探検隊」だそうだ。
その大谷探検隊が日本にもたらした貴重な資料を展示してあるのが、今回の特別展。

仏像好きのオトモダチに誘われて、例によって「弁当と展覧会は人に選んでもらえ」と行ったのだが、仏像の迫力に圧倒された。

紀元後間もない頃なのに、仏像を現すこの技術、この表現力。
信仰心が技術を高めるのか、技術が信仰心を高めるのか。

また、「大谷探検隊」のフィールドノートも展示されており、「おおっ」だった。
しかし、仏教のこの膨大な裾野よ。
人間様にとって、いかに精神世界とか信仰心が心の中を占めているかを実感した。

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