2012年09月24日

ワガモノガオのウシ    -----インド旅雑感

2012-09-19 17:50:05 写真1街を道路を我が物顔で闊歩する牛、インドの街にはそんなイメージを持っていたが、そのとおりだった。

牛にぶつからないようにもそうだが、排泄物を踏まない注意も必要である。
私は不覚にも、ベナレスの旧市街の路地でヌルッとやってしまったが。

道に排泄された糞は、誰か片付ける者がいるわけではない。
いつしか乾燥し、粉塵とともに空中に舞い上がる。
その香り(いや、臭い)なぜか懐かし。

子供の頃、1950年代の我が街岡崎の記憶である。
田舎の記憶ではない。
岡崎市は、愛知県第三位の人口を誇る?都会。
他県なら、県庁所在地くらいの人口を擁していた。

その街での記憶が、この乾燥した糞の香りなのだ。
牛車・馬車が自動車と一緒の道路を行き来していた。
彼ら?は当然、道に排泄しつつ歩く。
今の犬の散歩のように、飼い主が拾って歩く訳ではない。
(考えてみれば、うんこ袋を持って犬の散歩の方が異様?)

後進国(失礼)に行って、不衛生、水が危ない、トイレが汚いとかいうなかれ。
日本の50年前の世界だったりするのだ。

                       -----インド旅雑感

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