2015年05月12日

デザインに意味はないけど

image先日のIM。
会場の岡崎市竜美丘会館。

「おい、ここはどこだや〜? 岡崎城がここだから、大樹寺か?」
「北の方だからな。じゃここは伊賀八幡宮で、あれは滝山寺東照宮だな。」
「これは、六所神社かもしれんなあ」「そうかあ?」
と、豪華な緞帳を眺めつつロータリアンが盛り上がっていた。

デザインされたものを「これは何?」と理解したくなる人たちがいる。
ま、緞帳の例は岡崎の名所の神社仏閣が表現されているので、そうなるんでしょうが。
それはそれで良いとして。

抽象的なデザインだったり、関係無さげなオブジェが配されていると、その理由や意味を問われることも多い。
城南ロータリーの発行物の表紙に大きなトマトを使ったら、「どうして?」と問われた。
説明文をつけろと言われた。

抽象絵画の意味を問われて困っちゃうようなもんだ。
現代アートの展覧会で、白いキャンバスに一本の黒く鋭い線が斜めに走ってる作品があった。
「オカダさん現代アートに詳しいよね。この絵の意味は何?」
「これは、作家さんが幼少の頃、養母に虐待されていて、それがこの絵にあらわれているんですよ…」とかテキトーに答えたりする。

あ、話がそれた?

つまり、デザインには意味が有る訳ではない。
だが、意味のないデザインもないのだよ。

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