2015年09月03日

デザインの現場の話

image東京オリンピックのエンブレムが話題になっている。
パクリかどうか、真実は佐野氏がご存じだ。
誇大妄想?でないかぎり。

ところで、デザイナーの現場はデジタルの出現で大きく変わった。

まずは、1995年あたりのMacintoshというAppleのコンピュータの出現。
パソコンでデザインができるということで、俄かデザイナーが急増した。
そのしばらく後、DreamWeaverでホームページが作れると勘違いしてる人と同じか(失礼)。
いや、それより始末に悪かった。

画面上であーでもない、こーでもないと考え、挙句に何種類もプリント出しして、比較してデザインを選ぶ。
もともとの、表現しようとするイメージがない。
排泄してから、考える。
そして、仕事が遅い。
コンピュータだから、早くできそうに思うよね。

そして、インターネット社会。
考える前に、イメージする前に、「探す」。
デザインだけじゃない、今時すぐ「探す」、まず「探す」。
だから、パクリは当たり前のデザイン?状況となる。
論文もそうだよね。
バレなきゃいいと思ってたのが、これもネットで暴露される。

あるデザイン学校、デザインを発想する段階では、インターネット禁止なのだ。
こういう心あるデザイン学校がいなくちゃ、デザインの現場は荒れ放題になっちゃうよね。

と、デザインの現場にいる一人として、今回の東京オリンピックのエンブレム事件で思うこと。

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