2016年03月31日

社長様へお渡しください。

image特にレイアウトに工夫があるわけでもない、訴求力という言葉から程遠いファクシミリ。

冒頭に手書きで、
「いつもお世話になっております。
  社長様へお渡しください」

つい手に取ってしまった社長の私、読みはしないけど。

我が社の営業方針も、「社長さん」に会える営業を目指している。
社長さんもしくは「意思決定者」狙い。
印刷発注窓口の「担当者」じゃなくてね。

「担当者」の手柄は単価低減。
「社長さん」の手柄は利益増。投資と回収。
粗く言えばね。
利益増を手柄と思う「担当者」さんでもいいんだけど……。

担当者に「ぜひうちも見積もりに参加させてください」じゃいかんのよ。
営業マンは、社長さんにどんな話をして差し上げられるかが実力となる。

私は社長なので、私に会う営業マンは「社長に会っている」ことになる。
面談を受け入れる時も、この営業マンはどうやって社長を攻めるのだろうという興味から会うことが多い。
自分ちの営業を思い浮かべながら。

なかなか、社長と臆せず話をするのもハードルの高い事なのだろうからね。
社長という人種も、他の会社構成員と違うし。

なんて事もあって、ファクシミリを手に取って見てしまうのだよ。

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