
色々と教えてもらった後、
「ところでまだ写植機(写真植字機)あるの?」
「ありますよ。もちろん使ってないですけど」
「写真植字」というのは、ガラスの文字盤を透過した光を印画紙に焼き付けて植字をして行くという、今から30年以上前、2世代・3世代前の組版方式だ。
東海写真植字さんは、印刷会社から原稿を受領し、ページレイアウトを組み上げた印画紙を印刷会社に納入するという、印刷関連業種だったのである。
東海写真植字さんは現在もちろん工程革新を経て、DTP(コンピュータによる組版)で仕事をしておられる。
例え技術が変わろうとも、組版標準は変わらないとお教えを乞いに訪ねたのである。
そんなお役御免となった写植機がまだ保管(保存??)してあるという。
見ないで帰った。
見ておけばよかったと思った。
懐かしい。
というわけで、うちの35年前の会社案内にあった「写植」の写真を載せておこう。
うちの今の社員も、ほとんどこの「写真植字機」「写植」を知らない。
昭和の香りの写植機、いやヘアスタイル?