ウチにもあるよ、年代物
伊藤美藝製版所さんにも訪問しようと思った。
ところが、アポ取ったら訪ねて来てくださると言う。
お盆前、経営トップの3人が来社して下さった。
色々お聞きしたいのはこちらなのに、申し訳ない。
伊藤美藝社さんはかつて製版会社で、印刷会社向けに「版づくり」を提供していた。
1990年代からのデジタル化により、印刷会社は「製版」を内製化し、今は製版業はなくなっている。
そんな中で、伊藤美藝社さんんは早くから業態変化を手掛けられ、グラフィックデザインとウェブデザインの会社となっている。
そんな会社のこと、しっかりお教えいただいた。

そして、ウチの会社の見学もしていただいた。
そこで発見!され、驚かれたのが、この「ハイデルベルク社製菊半裁印刷機」
(写真は35年前の会社案内、念のため)
ウチにもあるよ年代物。
つい昨年までは現役だった。
現役生活40年は行ってるか。
(流石の這い出る、いやハイデル)
先日も、ちょこっと動かしていたような。
写植機もハト目機も、とっくにリタイアしてるのにね。
もう一台のハイデル菊半裁両面印刷機も、20年選手なのに、「きれいに使ってますね〜」と驚かれた。
嬉しね、褒められた。
Posted by brother_p at 00:00│
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楽しかったです〜
流石の這い出る、いやハイデル、菊半裁単色機での4色刷り(カラー印刷)。現在では考えられない手法で、結果(刷り上がり)を頭の中で想像し完成品を創造する。
難しいけれど技量が試される、実にやり甲斐のある仕事をさせていただきました。
現在の印刷機のほとんどはデジタル化されていますが、当時(35年前頃)はシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックと4回、印刷しては
機械を洗浄し次々と印刷を重ねてゆく方法でした、故に洗いに不備があると次に印刷するインクの色と混ざり合い、想像していた仕上がりには絶対にならないのです。
そこでこの、這い出る、いやハイデルベルグ印刷機。
シンプル・イズ・ベストとはまさにこのマシーンのことを表している
といっても過言ではない働きをしてくれました。
HEIDELBERG「KORD64」簡素故万能、シアンの1発目で
そのカラー印刷物は100%完成が決まってしまいます、安定性抜群の、このマシーンでなければ、成し得ない大変貴重な仕事を体験する
と共に、印刷の奥深さをも垣間見る入り口に立たせていただきました
そのハイデルもそろそろ定年ですか?さびしいですね、できる限り
現役で頑張って下さい。
因みに、画像に写っている後ろ姿の人物、知っているかも?!
何より、私現役ですよ。
会社にとって、いいか、悪いか。
いいと思ってやってます。
年代物の私。