2018年06月25日

宵待ち草/小さな喫茶店

母の所へ行って、昔の歌謡曲を聴いてもらった。
曲は「宵待ち草」と「小さな喫茶店」
母は、ベッドと車いすの生活、それも自力では無理の状態。
会話もなかなか成立しない。

この2曲は、私が子供の頃母から教えてもらった思い出の曲。
いや、父からも教えてもらったかな?

父母の好きな歌だった訳で、歌詞を聴くとかなりロマンチック。
なんだ、父母のラブストーリーの歌だったのか。
そうとも知らずに幼き私はしっかり覚えたのだよ。

曲を「youtube」で探して聴かせた。

「この曲、覚えてる?」
「おぼえてる」
「好きな曲だったんだよね」
「はい」

IMG_1380
「宵待ち草」

作詞:竹久夢ニ
作曲:多忠 亮

待てど 暮らせど
来ぬ人よ
宵待ち草の やるせなさ
今宵は月も 出ぬそうな

IMG_1381「小さな喫茶店」

作詞:NEUBACH ERNEST
訳詞:瀬沼喜久雄
作曲:RAYMOND FRED

それは去年のことだった
星のきれいな宵だった
二人で歩いた思い出の小径だよ
なつかしいあの
過ぎた日のことが浮かぶよ
この道を歩くとき
なにかしら悩ましくなる
春先の宵だったが

小さな喫茶店に
入ったときも二人は
お茶とお菓子を前にして
ひとこともしゃべらぬ
そばでラジオが甘い歌を
やさしく歌ってたが
二人はただ黙って
向き合っていたっけね


冒頭、歌謡曲と書いたが「小さな喫茶店」は洋楽だった。
日本語の歌詞をつけたわけで、それがまたロマンチックですなあ。