今や母の住まいとなっている「ふくろうの家・槇の間」に、親せきが集まって今年は賑やかに「お年賀」だ。
おばあちゃん(私にとっては母)にとっての「孫」「ひ孫」には、おばあちゃんからのお年玉。
もらった者は嬉しそう。
あげたおばあちゃんも嬉しそうだった。
前日大みそかにここに来て、ちゃんと打ち合わせをしたのだ。
「明日、みんなここに来るからね。」
「おばあちゃんからみんなへの落とし玉を用意しておくから、あなたから渡してね」
嬉しそうな顔で納得してる風。
毎年のお年賀。
元日、いつも長泉の実家に親せきが賑やかに集まって、新年の宴をしていた。
昨年2019年のお正月は、ここ「ふくろうの家」で母と妹と私の「3人のお年賀」だったなあ。
弟は前の年2018年亡くなっているし、、、
それはそれでいいじゃん。そう思ってたさ。
その前の年2018年元日は、ショートステイの「シンシア知立」に、これも私と妹。
この2月弟は他界した。
2017年は実家に賑やかに集まっていた。
母も元気だった。
3年前は元気だった。
もう遠い昔のようだ。
母は急激に衰えた。
弟も亡くなった。
でも母は、この「ふくろうの家」に来てから元気になった。
寝たきりは変わらないけど、よくしゃべるようになったし、会話も成立することが増えた。
例えは悪いかも知れないが、しおれた切り花を花瓶に生けたら、蘇ったみたいな。
良かったよ。
打ち合わせの続き、、、、
「ここに集まったあと、みんなで食事に行くからね。スポンサーはおばあちゃんだからね」
喜んでもらえると、そう告げたのだが、
「私も行きたい」
と言い出した。
行けるような状態じゃないのだが、そう「強気」になれた母がうれしい。