2020年04月20日

日本的?意思決定

FullSizeRender「なんでこんな人が国会議員をやっているんだろう」
国会議員が不祥事を起こしたとき、よく言われる言葉。
そして、
「その不適格者を選んだのは、われわれ有権者」
ってところに行きつく。

日本人に民主主義は向いてないなと思う。

東京オリンピックの延期が決まった時のこと。
「東京都(日本国)は、コロナ感染者数を抑えて発表しておいて、延期が決まったら発表感染者が急に増えた」と、うがったというか、確信めいた推論を言う人が多くいた。

「へえ、そう疑うんだ」と思いながら、その辺の追及はあまりなし。
そういった「手段」を取る小池知事を、心の底では「肯定」してるんじゃないの?
自分でもそうする、みたいな。やっぱそうするよな〜みたいな。


4月7日に(やっと)発出された緊急事態宣言。
なにをぐずぐずしてるの?という批判の中、やっと。

5月6日までが期限ということ、説明はゴールデンウィークの人出を抑えようとしての期限のようだが。
4月7日からちょうど一か月。

「そうなんだ!」とわかったよ。
4月7日までぐずぐずしてた理由が。
「緊急事態宣言の発出」
「4月7日から5月6日」

「日程」が意思決定の最大の要素なんだ。
「GW明け」「1か月」、すべて「日程」なんだ。

日程に後押しされなきゃ、決断できないんだ。
自分に決定の判断基準がないから。

良いお日柄の結婚式場が予約できたから、結婚を決断する。
日柄が意思決定の後押し、日程が意思決定の後押し。
あと「前例」ね。

これも、「なんだかなあ」と思うけど、日本の有権者の多くもそんな「意思決定」構造をもってるみたい。

高額の設備投資をするときも、「この日がいいですよ。お日柄もいいし、日曜なので他の業務に差し支えないし」。
そうやって、まだ導入決定を迷っている社長に、売り込みをする代理店さんっていそうでしょ。
社長さんも「勧めてくれてありがとう。おかげで決断できたよ」

「お日柄」も究極の「前例」

日本的?意思決定。