2022年08月06日

DVD「AMERICA :A TRIBUTE TO HEROES」

IMG_5141DVD「AMERICA :A TRIBUTE TO HEROES」(2001年11月)を観たよ。

遊び場のMusic環境も整ってきて、「ながら映像」でも流そうと思って取り出したのがこのDVD。
ライナーノーツには、
「9月21日のテレソン『アメリカ:ア・トリビュート・トゥ・ヒーローズ』は、9月11日に同時多発テロの犠牲者の遺族への寄付を募るために、制作費を分担した4大局をはじめ、全米35ものネットワークが同時に2時間CMなしで放送し、世界200か国以上にも中継されたTV史上前例のない番組だった。全米の視聴者数は8900万人を数え、集まった寄付は1億5千万ドルを超えた。もちろんこのビデオ/DVDの収益金の一部も、米同時多発テロ被災家族援助を目的とする基金『September 11 Telethon Fund』に寄付される」とある。

その理由で私はこのDVDを買ったというわけではないと思うが、今回観てみても当時観た記憶は蘇ってこない。
当時買っただけで観てないんじゃないか。
といういつもの私。

FullSizeRender今回観てみて一流アーティスト達の素晴らしい演奏だ。
見ごたえたっぷり。

なかでも印象に残ったのが、ニール・ヤングの「イマジン」ピアノ弾き語り。
あのニール・ヤングが原曲に忠実に歌っている。

ふたたびライナーノーツによれば、
「ニール・ヤングが自作の曲でなく、あえてジョン・レノンの「イマジン」を選んだのは、例の放送自粛曲リストへのあてつけでもあるのだろう。全米に1170ものラジオ局を所有し、音楽界に巨大な力を持つクリア・チャンネル・コミュニケーションズ社で事件後に作られた約150曲の自粛リストに不可解にも「イマジン」や「明日に架ける橋が含まれていたのだ。(ライナーノーツ文責・五十嵐正)

このTelethonライブの中で、ポールサイモンは「明日に架ける橋」をしっかり歌っている。

自粛曲リストの理由は、私の想像だが「平和の概念」の相違じゃないかと思う。
2001年9月この時点でのアメリカという国は、「平和」と「報復」の考え方の整頓ができなくなったんじゃないのかな。

2001年9月の事件は、アメリカの考える平和をゆがませてしまったのか。

Imagine all the people sharing all the world.

この記事へのコメント
わたしが生まれてからの世界歴史でも、
冷戦(+零戦終結)、湾岸戦争があったり、そもそもアメリカなんかはすんごく自己中心的な正義で世界中を掻き乱しているので、なんとも言えないねぇ。
Posted by Jijo at 2022年08月07日 19:05
平和の前に、報復をしないときがすまない人たち
Posted by 伝道平和 at 2022年08月09日 22:59