
「危険な潮流の10年」を受けての話じゃないけど、オンデマンドの10年。
当社は、岡崎で他社に先駆けてDTPを始めたのが1995年。
岡崎どころか全国的にも早めにオンデマンド印刷を導入したのが1997年のディティピ・ディピティの開店である。
イメージセッターと、岡崎には1台もないX社のン千万円もするオンデマンド機を2台入れた。
途中で1台増え、3台になった。
ところが、未だに岡崎にはないに等しい。
寡占状態なのに、じゃあそれでバンバンだったかというと、まるでそうでない。
小ロットということと、データから直に印刷ということでの引き合いは多かったが、「オンデマンド」のメリットを買っていただいたというのは、まるで少ない。
「危険な潮流の10年」この流れでいいんだろうか、ほんとに危険な方向性では?とも考えた。
高い機械を買って、償却せぬうちに陳腐化し、新鋭機は劇的に高機能低価格。
ノウハウがたまったでしょ、と慰められても、「?」が浮かぶ。
銀行とメーカー(代理店)のために働いて来たのかとも思う。
しかし、ここに来てまた時代は「オンデマンド」と言い始めている。
10年間の経験も新鋭機の投入も、これを機会と考えたい。
これを強みと考えたい。
「必要な時、必要なだけ、必要な形で」という「オンデマンド」の意を掘り下げ、さらに市場を掘って行こう。
皆様、ご協力を。