
我が気球も、約1時間の飛行を終える。
シート・ベルトもない、シートもない。
あるのはゴンドラについている手すりと言うか、ロープの輪っかのみ。
それを両手で、水上スキーのハンドルのように掴み、腰を落とし、脚を踏ん張り、着陸の瞬間を待つ。
着陸の瞬間一度バウンドし、2回目の着地で収まる。
パイロットの着陸時の注意説明の通りに。
着陸の後、ゴンドラを降り、気球を畳む所までがこの気球ツアーのプログラムだと聞いてた。
しかし、今回は次の乗客が乗り込んでまた飛び立つので、お片づけはない。
つまり乗客の入替なのだが、一度に何人も降りると、軽くなった気球は残された乗客を乗せたまま、また飛び立ってしまう。
そこで慎重に、一人降りたら一人乗り、それを繰り返す。
降りきったら、荷車トレーラに乗り、バスへと向かう。
バスは朝食会場へ向かい、食事のうちに記念写真はプリントされ、わたしもしっかり買ってしまう。
柄じゃないけど、観光を楽しむってこと。