今回のライブに膨大??な時間を費やしてきた。
5世代バンドの長老としては曲を覚えるというのもあったが、「原曲キーで歌う」というのも大きな課題とプレッシャーでもあった。
ドラマーのI橋くん(台湾旅行のMHトラベルI橋くんと同姓同名?)は、以前から「出る、大丈夫」とプレッシャーをかけてくる。
カラオケでも、キーを下げると「オリジナルキーじゃないの?」とツッコミを入れる。
ギター&ベースも、転調すると弾くポジションがなくなると、歓迎してくれない。
ところが、ちょうど
2年前56歳にして転機が訪れた。
この時から、原曲キーでカラオケもバンドも歌うことにした。
他のメンバーへ迷惑をかけることや、カラオケを選曲してから「こそっ」とキーを下げるセコさからも開放された。
この幸せは、人生の中でもトップ10に入るほどのものだ。
かと言って、キーの高い近頃の歌がすべてカバーできる能力はない。
今回もいきなり1曲目の「Hotel California」はかなり高い曲だ。
ほとんどが五線譜の上にはみ出した音符で構成されている。
2曲目の「Come Together」のほうが高い音が出てくるのだが、「Hotel〜」のほうは、高音が連続し、曲も長い。
カッコイイ長い後奏?はあるが、間奏もなく休むヒマもない。
でも歌うのだ。
声が破れようが、笑われようが、こけようが。
だってアノ「Hotel California」をバンドのメンバーと一緒に原曲キーでやれるなんて、人生の夢に近かったことなんだから。
大げさでなく。
バンドのメンバーに感謝。