Y田先生の切り絵展を見に行った。
毎年、奥様のアプリケと合同展として続けられていた。
毎年開催は、今年が最後とのこと。
切り絵は、文字通り紙を切って表現するものだから、くっきりはっきりとした表現が普通なのだが、Y田先生の切り絵はグラデーションが綺麗に使われている。
その道具が「ぼかしの用具」として展示してあった。
水彩絵の具をつけた刷毛で金網を擦ると、絵の具は霧吹き状態となってグラデーションができる。
昔はそうしてた。
その後、エアブラシの道具が出来、今ではPC上の画像ソフトで自由自在にグラデーションが表現できる。
不自由な時代の手法だが、気持ちをダイレクトに現すにはこっち。