痛ましい交通事故が続く。
岡崎でも集団登校中の小学生の列に車が突っ込むという事故が起きた。
それも事故を起こした人の原因不明、ぼーっとしたとか。
自動車が普及して、100年。
いまだにこんなこと繰り返している。
交通事故死、道路渋滞、駐車場不足による市街地沈滞、誰も渡らぬ歩道橋、高齢者ドライバー急増、……。
どうやら人間様は、自動車以降自動車以上の移動手段を手に入れぬまま、人類の歴史を終えるのかもしれない。
自動車以上?のものが考えられない。
ムリだなあ、歩行者の私としてはそう思ってた。
なんでか?
自動車と自動車産業は、アメリカ(と日本、これから中国)が牽引した資本主義の目玉だから、長続きさせなければいけないのだ。
政府と大手会社(この場合は自動車会社)は協力して、大義のために?時代を作って来たのだ。
続いてもらわないと、困るのだ。
したがって、イノベーションは生まれない。
せいぜい、モデルチェンジ。
せいぜい、ハイブリッド。
ケータイ電波を遮断するクルマ、酔っぱらい運転できないクルマ、人を轢かないクルマを作らない。
作れるのに作らない。売れないから。
でも、近頃期待感。
ヒントは大手電機メーカーの不況・危機。
景気回復の切り札と言われてた液晶・大型テレビ、価格の暴落、日本製は全く売れなくなって大手電機メーカーの存続が危ぶまれている。
(3Dが決め手なんて言ってたのがなつかしい。ウチにもメガネがある)
大型リストラで凌ごうとしているが、そもそもこれからの売り物があるんだろうか。
自動車業界も電気自動車の出現で、今は高価だが価格の大幅な下落がおきるんだろう。
半分とか、10分の1とか。
最初っから電気自動車を作る国だって続出。
ここで構造変革が起きる。
ガソリンカーなんて誰も乗らない。
高いし、エコじゃないし。
電気自動車は街に溢れ、だが低価格、供給過剰。
いまの液晶テレビと同じ。
自動車という移動手段の閉塞と矛盾にやっと気づく。
そこで、イノベーションが起きるのだ。
あたらしい交通システムと移動手段が生まれるのだ。
100年以上の無駄な時代を過ぎて。
楽しみだなあ。
でも、無いかもしれない。
人間、あんまり利口じゃないし。