人前で演奏する時、「それではオカダさんのギター演奏です。お聞きください。」って紹介されるの嫌なんです。
それMC間違ってるし。
こちとら(下手なりにも)歌を聴かせてるわけで、伴奏を聴かせているわけじゃない。
私が人前で披露する弾き語り、ギターの独奏なんて一曲もできない。
禁じられた遊びもできない。
歌を聴いて欲しいからギターを弾いているわけで、ギターを聴いて欲しいから歌を歌ってるわけじゃない。
ロックバンドでも、「ギター演奏をお聴きください」って紹介されると、ガックシ来るよ。
「ベンチャーズかよっ!」ってね。
なにムキになってんの?って思うかも知れないね。
確かに怒ってるかも。
私が気に入らないのは、歌を歌うことより楽器を演奏することの方が位が高いと勘違いしてる人が多いってことさ。
私が他の何よりも音楽をしてた頃、1970年頃の日本のバンド事情は、まともなボーカルがいないってことだった。
歌手と言えば歌謡曲かグループサウンズ(これも歌謡曲)しか歌えない。
ギターがプロ並みに弾ける人が10人いても、ボーカルは1人以下?
日本のポピュラー音楽界の弱点、バンドの弱点はボーカルだったし、今もそうかも。
聞くに耐えない痛いボーカルが、そこそこ弾けるギターに囲まれて歌っている。
そのことにも気づいていない。
私が歌が上手いって言ってるわけじゃないよ。
実際昨年の今頃だっけ、元ビルボード!の偉い人に「はっきり言うけど、お前は歌が下手だ」って言われたくらい。
でもそんな私でも重宝される日本、そんな時代があったということなのさ。
とか言って来たが、最近メキメキ良いボーカリストが現れてきた。
突然変異の如く。
いいことだね。
何が言いたいのか。
「ギター演奏」って言わないでっていうお願いでした。