人間ドックの結果報告が届いた。
劇的に改善された点。
予防医療のメタボ対策。
(2021)(2020)(2019)
腹囲が、76.5cm←79.0cm←87.5cm
内臓脂肪が18.9㎤←48.8㎤ ←129.9㎤
ともに激減、食事改善のたまもの。
次に悪い方、要精密検査の「E」判定の項目が二つ。
そのひとつが、内科診察で「心雑音」つまり心臓。
これはほぼ毎年この判定となるのだが、放置していた。
今回の人間ドックの「内科診察」でも「心雑音」があり、診察してくださったO先生に「もう70歳といういい年齢になったんだから、一度精密検査を受けておいた方がいいですよ。そういった気持ちを込めて「E判定」をつけておきましょう。」
やさしい先生だ。
というわけで、循環器科のS医院に精密検査に行った。
医者に行くのなんて何年ぶりだろう。特に内科は。
したがって「主治医に行きなさい」といわれたが、医者に行かないから主治医もいない。
そこで、O先生のお墨付きをもらって、S先生を訪ねた。
S先生は古くからの知り合いで、循環器の権威。
なんだ身近に適任者がいたじゃん、と。
心臓の映像を見ながら色々と精密検査の結果を説明されたが、難しい言葉が多くよくわからない。
どうやら、やはり心臓に異状は見られたが「見守る」という判断ということだ。
よくわからなかったが、診断には信頼がおけた。
というのも、「異状はあるが軽度の症状で(S先生は「マイルド」という言葉を使われた)しばらく経過を見守りましょう。」と言った診断を私に告げるのも、不安がらせない心づかいが感じられたから。
問診で「一日の飲酒量」と問われたおり、「4〜5合くらい」と答えたら、明らかに表情を変え「それは減らしましょう」と言われた。
職業柄当たり前のことかも知れないが、患者の健康を思っていて下さるんだなあと、思った。
普段知的でクールな感じの先生だが、僅かながら感情?が見られたことで信頼が高まったというわけ。
私と同い年だが、忙しく現場で診療をしておられ、お医者さんも大変な仕事だなと思ったさ。
私にとってホントに稀なお医者さん体験だった。
知的でクールと言えば今回、血液検査をベンチで待つ私の傍らにスマホを掲げて現れ、「オカダさん、この大泉黒石って知ってます?」
知らないし、私がロシア文学に造詣が深いと思ったのだろうか?
そのスマホ(Wikipedia)を見れば、「アナキスト的思想」「老子」などのキーワード、これかな?そう思われてるのかなとも思ったり。
私の知的レベル?を評価して下さってのことだろうか?
あるときは「現代アート」について議論を持ち掛けて来たりね。
いずれにしても、興味深いキャラクターである。
なんか、じっくりお話をしてみたくなった。
先生所蔵の超高級ワインでも飲みながらね。
私は、ワインもロシア文学も詳しくないけど。