クルマに乗らない私はバスに乗る。バスカードも持っている。5000円で5750円分乗れる。クルマを運転するのは好きでないが、バスに乗るのは好きである。いろいろな人が乗っているのでおもしろい。だから乗るのという訳ではない。クルマがないので重要な移動の手段なのだ。昨日乗ったバスの中での出来事。
高校生くらいのお嬢さん(バスにあまり乗ったことがなさそうだった)がバスを降りようとして、5000円札を両替機に入れた。(つまり、降りる時払いのワンマンカーである。)5000円札は両替されず、戻ってきた。
「5000円は両替できないよ。」と運転手さん。
「えーっ! どうしよ。お金ないよ。」とお嬢さん。(もっと今風のセリフだったが、おじさんはうまく表現できない。)
「ないんじゃしょうがないね。こんど乗ったときに払ってね。」運転手さんは50歳過ぎくらい? (当然ながら)少しも咎める風もなく。
「え? ……。?」
「だからサ(とやさしく)、次に乗ったときに払ってもらえばいいよ。」
「あ、あの。この整理券を見せるんですか?」
「ん、まあ。今回は180円だから、今度乗ったら余分に180円払ってもらえばいいよ。」
(次にったって、払う気なかったら払わずに済んじゃうんじゃない)と思ったんでしょうね。そんなんでいいのって。
運転手さんの反応が、本当に意外(マジ意外)だったみたい。
特別お人よしの運転手さんじゃないよ。普通の運転手さんだよ。『おとな』はみーんなそうするよ。
それで『こども』は次回(忘れちゃうか、払うのが恥ずかしくて)払わないかもしれない。払うかもしれない。どっちでもいい。
言いたいこと。
お嬢さんは、圏(レルム)の橋を渡るチャンスを得たみたい。この幸運を掴んで欲しいね。幸せな人生のために。
マジ老婆心の注1) やさしい運転手さんの「美談」の話じゃありません。念のため。
注2) 会社からクルマを買ってもらってない社長の私は、バスカード代を会社からいただいている。あはは。