アナウンスと入場テーマのリハーサルの時。当初用意された原稿は「それでは、トレス・アミーゴスのみなさんです。今日はギターとベースの演奏を聴かせていただきます」
ちょ、ちょっと待ってよと「それでは、TRES AMIGOSの登場です」のみに変えてもらった。
危ないところだった。
「後ろの扉にご注目ください。TRES AMIGOSの登場です」
そうそれで良いんだ。
アナウンスと同時に「THREE AMIGOS MAIN THEME」が流れる。
TRES AMIGOSの兄貴分のTHREE AMIGOSのテーマをちょっと借りたと言うわけだ。
覆面の3人が入場すると、会場は異様な雰囲気に包まれる。
リードギターのMask de 66くんは、マスクに加えてチャンピオンベルトを肩に掛けている。
会場の数十人のうち私が演奏するということを知っているのは、スタッフの数人。
マスクで登場と言うことは、ほとんどが知らない。
センター右のテーブルに近づいたところ、「お、お前は? オカダァ!」
建築家のO山氏にはバレたようだ。
ステージに着き、マスクはつけたまま演奏に入る。
最初の曲は「十番街の殺人」だ。
何でえ?という選曲だ。
TRES AMIGOSは意表を付く技が得意なのだ。
(続く)