
歩いて3分ばかりの、酒屋さんの前にポストがある。
店に近づいた時、すれ違った我が社の営業車から営業のO君が降りて来た。
「社長、ポストは撤去されてますよ」
封筒を2通プラプラさせて、寒さの中を歩いていた社長を見兼ねてね。
結果、投函はO君に委ねた。

見上げると、シャッターに閉店の貼り紙。
「店じまいしたんだ」
たしか、老夫婦でやっておられた。
会社が近所に引っ越して、もう10年を経過した。
その頃から、お酒はあまり置いておらず、乾物等おつまみが並ぶ店内。
店頭の3台の自販機ばかり目立っていた。
よく10年、持ち堪えたというべきか。
筋向いの薬屋さんも、2年前に閉まった。
住宅地の中の店舗。