
母の忌明け・納骨・初盆も、7月30日の一回の法事で済ませて?しまった。
しっかり弔ってないわけじゃないよ。
週に4日はお線香あげているし、なんてここで言い訳してどうする。
「ふくろうの家」から実家に持ち帰った母の身の周り品の中にこの「バースデーカード」があったので、仏壇に供えたよ。
「岡田美代子様 91歳、お誕生日おめでとうございます。素敵な一年になりますように」
母の91歳も良い1年だったよ。
家族だけじゃなくて、施設の暖かい人たちに囲まれてね。
亡くなったのは92歳と10ヶ月。
もうすでにコロナ禍で、しょっちゅうは会えなかったけど。
その期間じゃなかったかな、部屋で面会できた時母がしみじみとした口調で、
「みんなに守られて、私は幸せだね」と笑顔。
笑顔に見えた、、
その頃は、十分なコミュニケーションが取れなくなっていたから、母のはっきりとした口調に驚いた。
そう今、蘇るよ。
その後、覚えている母との会話といったら、今年になって庭の窓越しの面談しかできなくなっていた今年の冬、私の姿をみて、
「いいコート着てるね」
それが最後の会話かな。
母とのお別れの言葉は、この「みんなに守られて、私は幸せだね」だったのかも知れない。
と書いていて、オンザロックを膝にこぼした。
よくこぼす、勝手に手がグラスに当たる。
私も、ボケが始まっているね。