blogのコメントに城くんから推薦があり、即観たよ。
「ラヂオの時間」
1997年フジテレビ制作、東宝配給
監督と脚本 三谷幸喜、これが映画監督デビュー
原作は1993年三谷幸喜が主宰していた「東京サンシャインボーイズ」の演劇。
と言うことで、三谷幸喜ファンならば観ねばならぬ一作。
この頃から役者を使い倒す監督、それは劇団主宰だった経歴にもよるものなんだろう。
この「ラヂオの時間」もやりたい放題、ハチャメチャの作品。
そして彼の餌食となった俳優たち。
こき使われながらも、楽しいんじゃないかと思う。なるでこの映画のようだ。
そうでもない人もいるんだろうね。
主演といえば唐沢敏明、鈴木京香、西村雅宏という当時の売れっ子俳優なんだろうが、最後のエンドロールに現れるキャストはなんと「アイウエオ順」の紹介。
何よりも名前の順番を重視する業界を舐めくさっている。
その使い倒された豪華俳優陣を「アイウエオ順」に紹介しよう。
井上順/梅野康清/奥貫薫/小野武彦/梶原善/唐沢寿明/近藤芳正/鈴木京香/田口浩正/戸田恵子/並樹史朗/西村雅宏/藤村俊二/布施明/細川俊之/モロ師岡/(この辺から特別出演にあたる俳優かな)市川染五郎/佐藤B作/宮本信子/桃井かおり/渡辺謙
眺めてるだけで楽しくなるよね。
この映画、まるで三谷幸喜映画そのものを映画の題材にしたような映画だ。
狙いはエンタメなんだろうけど、心を満たす和ますというよりは、私の批判的で皮肉な心を満たしてくれる。
ま、それもエンタメか。