2024年09月01日

映画「ラヂオの時間」観たよ。

FullSizeRenderblogのコメントに城くんから推薦があり、即観たよ。
「ラヂオの時間」
1997年フジテレビ制作、東宝配給
監督と脚本 三谷幸喜、これが映画監督デビュー
原作は1993年三谷幸喜が主宰していた「東京サンシャインボーイズ」の演劇。

と言うことで、三谷幸喜ファンならば観ねばならぬ一作。

この頃から役者を使い倒す監督、それは劇団主宰だった経歴にもよるものなんだろう。

この「ラヂオの時間」もやりたい放題、ハチャメチャの作品。
そして彼の餌食となった俳優たち。
こき使われながらも、楽しいんじゃないかと思う。なるでこの映画のようだ。
そうでもない人もいるんだろうね。

主演といえば唐沢敏明、鈴木京香、西村雅宏という当時の売れっ子俳優なんだろうが、最後のエンドロールに現れるキャストはなんと「アイウエオ順」の紹介。
何よりも名前の順番を重視する業界を舐めくさっている。

その使い倒された豪華俳優陣を「アイウエオ順」に紹介しよう。
井上順/梅野康清/奥貫薫/小野武彦/梶原善/唐沢寿明/近藤芳正/鈴木京香/田口浩正/戸田恵子/並樹史朗/西村雅宏/藤村俊二/布施明/細川俊之/モロ師岡/(この辺から特別出演にあたる俳優かな)市川染五郎/佐藤B作/宮本信子/桃井かおり/渡辺謙
眺めてるだけで楽しくなるよね。

この映画、まるで三谷幸喜映画そのものを映画の題材にしたような映画だ。

狙いはエンタメなんだろうけど、心を満たす和ますというよりは、私の批判的で皮肉な心を満たしてくれる。

ま、それもエンタメか。

この記事へのコメント
三谷へのインタビューで西村の役、実在のプロデューサーをモデルにしていて、モデル本人がこの映画を観に来たため三谷が何か言われるかなと思っていたら、「この業界、こんなプロデューサーいるよね」と言って帰っていって自分ことを書かれているとは思っていなかったそうです。

日本より、海外で笑いをとれた作品だそうです。
Posted by tachi at 2024年09月03日 08:20
そうですね、そんな視点で見るのが楽しい。
映画に感動を求めるのと大違い。
Posted by 伝道観たに。 at 2024年09月03日 09:46