
もちろん、当ブログの愛読者である。
今年のお正月の、実家での会話。
「ねえ、おじさんのあのブログ、最高に面白かったよ。ポテチを散歩させている人のブログ。」
私を尊敬してるというからには、もっと真面目というか、教訓に満ちているというか、能書きを垂れてるというか、そっち系のブログが気に入ってると思ったら、「ポテチを散歩させている」ブログだったとは。
(実は、そっち系が嬉しいんだけどね。私としても)
「あれは、高島屋の前のを通って外に出て、名鉄の入り口……の写真だよね。見たら分かる。」
そうなんだ。
分かっちゃうんだ。
地元、名古屋人としては。
ネット、危ないね。
別に、GPSなどで場所がデータに刻まれていなくとも、見る人が見たら分かる。
解析したら、当然分かる。
近頃、「ビッグデータ」(また、ヨコモジだ)という言葉がITビジネス界で横行している。
普通のアプリケーションやデータベースソフトじゃ解析しきれない「巨大で複雑な データ集合の集積物」のこと。
この個人や企業が受発信している「全て」のデータを解析しようと言う、不気味な?動きなのだ。
ビジネスには有効なのだが、それもひとつひとつの小さなデータの中に潜んでいる情報がネタなのだ。
この、「ポテチおにいさん」の情報のように。
インターネットという一網打尽の世界の中に、存在しているのだ。
いや、存在させてしまっているのだ。