今回聴いて感激のこのLP。
このLPを買った当時(1973)は、聴いたけど正直ピンと来なかった。
当時リアルタイムのビートルズ真っ最中で、本物と比べるべくもないというか。
自分たちもビートルズやってるぞ的なこともあったし。
今回聴いてみたら、いい。痛くない。
歌の迫力は本家に劣るところがあるが、そら当たり前。
演奏もいい。完コピ(に近い)してる。
今回知ったのだが、メンバーも実力者揃いで、後に2人はオフコースに合流していたらしい。
ジャケ裏に吉田拓郎が絶賛のライナーノーツ、ベタ惚れの長文を書いている。
(文末に全文掲載しておこう)
吉田拓郎は、自分の曲「ビートルズが教えてくれた」で、バッド・ボーイズにシングル・デビューさせている。
その曲の出来は気に入らない。
ここにリンクも貼らない。
どうしてそんな、グループ・サウンズみたいなことさせるのかなあ。当時は。
そう言えばつんくも、シャランQの演奏も録音もビートルズを目指していた(と今回知った)。
同じところに居たもの達が、違う道を歩み、またここで出会うって感じかな。
パラレル・ワールドを経て、ここでまたバッド・ボーイズに再会した。
そんな感じのLPだ。
つんくは違うけど。(まだ貶すかよ)
「パラレル・ワールド
同源・分流・万波・一水」
なんとなく、そう書いておこう。
写真は、吉田拓郎のライナーノーツを囲んで、私の汚いメモ書き:
「1973.11.22(THU)長い間の禁欲のスエ、LPレコードを書いました。宍戸さんと桐明さんは、8-290のレタッチを朝までするそうです。鈴木さんはディーゼルの4pの3C/2Cの2,500ブ、12/1納のLayoutをして、明日の朝立石に届けるのです。そして明日は勤労感謝の日、もちろん出勤です。」
当時、印刷会社の工務係の私、それらしいメモである。23歳独身。
●『THE BAD BOYS に会った。』
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